美濃 瓶子
(胴幅 12、5cm 高さ 13cm)
室町時代・15世紀頃の瓶子。
瀬戸の瓶子は時折見かけますが、美濃は珍しいかと。
全体の佇まいと土は柔らかい印象をもちますが、肩造りの削りが鋭く、静かな趣に変化が付いていると思います。
どっぷりでは無く極めて薄く釉薬が掛かっている為、器成形の見事さが見られる「格の有る」花器。
一時(いっとき)の事ですが、このような上質な花の器を手に入れる事が出来て心底うれしい夏の始まり・・・。
花は、どくだみ と 何かの根。